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今を生きる

東京オリンピックを無事開催するには

東京オリンピックの開催時期が近付いてきました。

と言うよりも「タイムリミットが迫ってきた」の方が合っているかもしれません。

問題だらけの2020年2021年東京オリンピックはどうやったら開催できるのでしょうか。

考えてみました。

 

1「このまま開催」

東京も大阪も感染者が毎日1000人以上増えています。

しかも全国的にも増加傾向にあります。

でもこのまま開催するとします。

お祭りムードになりさらに出かける人が増えます。

感染者増加でGAME OVER

 

2「オリンピック期間中は緊急事態宣言を出す」

オリンピック開催期間に緊急事態宣言を出します。

そんな時にオリンピックってやっていいの?

批判集中でGAME OVER

 

3「オリンピック期間中に緊急事態宣言を出して給付金も出す」

オリンピック開催期間に緊急事態宣言を出します。

そして給付金10万円も出します。

支持率維持&感染者微減。

 

4「オリンピック期間中に緊急事態宣言、給付金、企業への働きかけをする」

オリンピック開催期間に緊急事態宣言を出します。

そして給付金10万円も出します。

さらに企業に働きかけ休業に近い状態へ持って行き、従業員には出かけないように会社を通じて厳命してもらいます。

政府よりも職場の言うことの方を守ると思うのでみんな家にいることになります。

そうするとみんなオリンピックを観るようになってその戦いぶりに感動。

オリンピックをやってよかったという思いと、休みだしお金も貰ってるから政府への不満も和らぐ。

まさにパンとサーカス

ということでオリンピック成功&支持率上昇!

 

というわけで4番が一番効果的なんじゃないでしょうか。

でも日本政府のことなので一番良くない方法でやりそうな気がします。

そしてどの案でも開催後は感染者は増えるでしょう。

さて現実はどうなるか今からワクワクしますね!

 

www.change.org

なぜコロナ禍なのに人々は出歩いてしまうのか

日本でコロナの感染者がまだまだ増え続けています。

それなのに出歩いて遊んだりお酒を飲んだりする人たちがいます。

と言うか出歩くから感染者が増えているんですけどね。

ではなぜこんな時に人々は出歩くのでしょうか。

それは「仕事をしている」からだと思います。

これまでの緊急事態宣言で国民に呼びかけていることは「夜出歩くな、飲みに行くな、休日も家にいろ」ということです。

でも平日は朝から満員電車に乗り普通に仕事へ行きます。

リモートワークも去年だけで終わってしまったところもあります。

今年の方が感染者多いのに。

この矛盾、違和感への反発、またはみんな外に出ているじゃないかという日常と変わらない空気感。

これが人々をこのコロナ禍にも関わらず出歩かせている要因です。

そしてその中で出歩く人々を批判する必要はありません。

仕事だけして後は家に閉じこもっておけというのははっきり言って奴隷の扱いです。

本当に人が出歩かないようにしたいのならば、夜だけではなく昼の企業活動も止めなければいけません。

そうすれば日本人は真面目ですから、仕事もしていないのに遊ぶということはしなくなります。

それで収入が無くなって困った人のために本来は給付金が役立つはずなのです。

そこまでできていれば韓国や台湾のような強い法的拘束力がなくても同じくらいの水準で感染者を抑えることができたはずです。

つまり人々が出歩いてしまうことは日本政府の責任なのです。

海外の政府は「人間はそういうことをするものだ」という理解があるのでロックダウンをして防いでいますからね。

 

今回の緊急事態宣言で東京は午後8時以降消灯するとのことです。

this.kiji.is

灯火管制かというツッコミがたくさんありますが、僕はこれは効果があると思います。

街が暗くなるといつもと違うその雰囲気に緊急事態であることが実感できるからです。

これは以前の記事でも書いたのですが我々は雰囲気でコロナ禍を過ごしています。

world24pong.hatenablog.com

 というわけで今回の緊急事態宣言は消灯する地域では感染者が減ります。

しかしその先で起こることも今までの経験から予測できます。

今回の緊急事態宣言が解除されるとまた街に人が戻り感染者が増えます。

そしてまた宣言を出さなければならなくなった時、それが今回と同じ内容だったならば人々は暗いことにも慣れてしまい効果はかなり薄れてしまうでしょう。

もしかしたらもう小池さんはそこまで読んでいて次の手段も考えているかもしれません。

ただし本当に効果があるのは昼間の仕事も抑えるということです。

しかしながら経済を止めたくないという政府の思惑によって、我々は今後も感染者が増えたら宣言、減ったら解除、増えたら宣言を繰り返し、その間に働くだけ働かされ娯楽は取り上げられるという生活を続けることになるでしょう。

政府に直接的なコロナ対策を望むことは難しく、もはやワクチンが出回るかどうかにかかっています。

そのワクチン接種も日本は遅れてしまっているのですが。

自分の番まで回ってくるのが一体いつになるのかわかりませんがそれまで自己防衛するしかありません。

 

 

world24pong.hatenablog.com

 

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オリンピックはもうやめよう

東京オリンピックがこのコロナ騒動の中でも開催されようとしています。

さすがにもうやめたほうがいいと思いますけどね。

今回の東京オリンピックではなく「オリンピックそのもの」を。

そもそもオリンピックって何のために見るんでしょうか。

よく知らない競技を見ても本当にその凄さがわかるわけもなく、ずっと応援してその競技を発展させようという人もほとんどいません。

やりたい人だけが勝手にやってればよくないですか?

事実日本はそういう面があって、選手への支援が他の国に比べて少ないと言われています。

むしろそれこそが正統なオリンピック精神なのでは? 

でも日本はお金は出さずに結果だけは求めるので他の国よりタチ悪いかも。

多くの観衆が選手の頑張りでナショナリズムを高揚させ、まるで自分の手柄のように感じるために利用しています。

「同じ日本人として誇りに思います」ってやつですね。

いい加減自分が得るものは何もないことに気付いて欲しい。

単なる暇つぶしをしているに過ぎません。

 

しかしこれはコロナの前からずっと言っているのですが、オリンピックが開催されれば「なんだかんだ感動したね」で終わります。

そして内閣支持率は上がるでしょう。だから政権的にはやったほうがいいわけです。

www.nikkansports.com

 

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大阪の闇に潜むコロナ

www3.nhk.or.jp

僕の住んでいる大阪がコロナの感染者数で日本最多となり続けています。

増え方が微妙なんで本当はもっと多いと思ってますけどね。

この前知人が「カラオケがあかん。カラオケ配信停止したら一発や」と言っていました。

コロナ関連でそういう自分理論持っている人は多いですよね。

でも僕も大阪に住んでいると確かにそうかもなと思います。

そのくらい大阪にはカラオケ好きが多いんですよね。

大阪に来てからやたらカラオケ喫茶、カラオケ居酒屋を見かけます。

なので飲食店を全部休業させなくても「カラオケ禁止」「入店前のうがい義務化」を徹底させればそこまで増えることはないんじゃないかなと思います。

それで抑えられたらイソジンが効果あったと知事もドヤれるのにねえ。

ただ、それでも難しい面があります。

というのも飲食店の中には確定申告をしておらず、休業協力金がもらえないからと通常営業しているところがあるからです。

さらにひどいところでは営業許可すらないところもあるそうです。

僕の近所のスナックビルにもそういうところがあり、友人の飲食店経営者から聞くところによると「どこどこは他がお店やってないからお客さんが集まるようになって自粛バブルになっている」とのことでした。

しかもそこもカラオケがある店なんですよね。

それから近年増えてきたカラオケ居酒屋は中国人が経営しているところがほとんどだそうです。

中古のカラオケ機材で安く集客できるんだそう。

そしてそういうお店もきちんと営業申請しているのかは怪しいところが多いです。

というわけでコロナはそういうアンダーグラウンドな部分でも広がっている面があると思います。

だから難しいし広がるのはしょうがない。

というのではなく、逆にコロナの抑制と無許可店の取り締まりを一斉にできるチャンスなのではないでしょうか。

真面目にやっているお店に対しては時短要請とカラオケ禁止、入店前のうがい義務化をしてもらい、そうではない闇営業的なお店に対してパトロール隊を派遣して営業許可や納税状況の確認をすれば問題がかなり解消されるように思われます。

税収が上がるなら大阪府としてもいいことですしね。

というのが大阪に住んで「世間話」を基にしたコロナに対する自分理論です。

実際の政治家はそういう情報の真偽を見極めて実行しないといけないから大変ですね。

まあ効果は全然出ていないので出来ていないってことなんでしょうが。

そして感染者が増え続けると上に挙げたことをやるだけでは効果がなくなり、さらに厳しい措置をしなくてはならなくなります。

早く動くことが重要です。

アメリカでまた給付金。日本ではどうなる?

アメリカでまた新たに15万円を給付することになりました。

www.nikkei.com

これで合計3回約34万円になるそうです。

日本の1回10万円はどんどん差をつけられていますね。

さて、これはアメリカの経済が強いからなのでしょうか?

それは他の給付を行った国と比べても言い訳にはならないように思えます。

日本は未だに世界第3位の経済大国ですが、それ以下の国にも給付の金額回数ともに去年の時点で差をつけ続けられています。

これは経済の問題ではないのです。

社会に対する意識の違いがそうさせています。

日本においては社会を維持するということがどういうことなのか理解していない人が多いように感じます。

だいぶ前に「自粛するのが嫌になった。協力したら得することがなければ意味がないのではないか」という内容の記事が注目を集めていました。

anond.hatelabo.jp

結局は釣り記事だったようですが賛同するコメントも多く付いていたので、その賛同した人たちは社会というものを理解していないと言う他ありません。

社会において自分が得することは、利益とは何か。

それは「生きている」こと自体なのです。

衣食住に困ることなく生きているその「普通の生活」を送れていること自体がすでに得をしているのです。

その普通の生活が新型コロナウイルスによって脅かされそうになったため他の国では生活の一部を制限してしのごうとしています。

それが外出制限、外国人の入国停止の措置等です。

仕事も今まで通りにはできなくなり、収入が激減してしまうからこそ給付金が効果を発揮します。

というように海外は社会を生きるためのシステムとして維持しながら、まさしく非常事態時の機能を稼働させていることがわかります。

しかし日本はどうでしょうか。

みんな普通に仕事してますよね。

飲食店だけ名指しされて営業規制されていますが、その代償として補償金を出しています。

これは諸外国と同じように正しい対応です。

ですがその一方で他の国民に対してはあくまでも自粛要請です。

満員電車に揺られながら(嫌だなあ)と思うだけで何も変わらない日常。

会社では「常識的な行動を心がけるように」と曖昧なことを言われていることでしょう。

だから仕事はしても家族や友人と会うことは我慢する日々。

でも禁止では無いから出歩く人も多いですし、感染増加している時のGoToだって行く人がたくさんいました。

その中で給付金が配られたらどうなるでしょうか?

もうすぐ緊急事態宣言も解除されます。

その時今まで感染も気にしないで遊んでいたという人たちがお金を持ったらどうすると思いますか?

というわけで今の自粛レベルでの給付金はコロナ感染抑制に対して逆効果になる可能性があります。

ただし、給付金が無くても出歩く人は増えるし対策も無いので感染者はしばらくするとまた増えるはずです。

そうやって増えては自粛要請、減ったら宣言解除、また出歩いて増加。

そんな波をダラダラ繰り返しているうちにワクチンも出回り、抗体もなんとか獲得していつの間にか収束する。

指導者が道筋を示すこともなく、効果的な対策もせず国民が全員で何となく我慢してたら終わっている。

それが「日本モデル」だと思います。

日本において「正しい給付金」が配られるようになるには、国民が社会について考え議論し、きちんと政治家を選ぶ必要があります。

 

 

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我々はどうやって肉食を肯定しているのか

近年海外では動物由来の食材を一切摂らないヴィーガンが増えており、もはや一過性の流行ではなく生き方として定着しています。

日本でも少しずつ増えてきていてこれから外食産業でも対応メニューや専門レストランの増加が見込まれ、その存在がもっと大きくなることでしょう。

そこで議論になるのが「肉食は悪か」ということです。

ヴィーガンの中でも動物の命を奪うことの邪悪さをアピールする人と、肉食を愛する人との間での対立は一層深まることと思われます。(以下ヴィーガンを動物愛護派とみなして記述します)

 

「生き物の命を奪うことはよくない」

 

これはなるほどいかにも正しい、美しい言葉に思えます。

では動物を殺して肉食をする我々はどうやって肉を食べることを肯定しているのでしょうか。

一つには宗教があります。

いくつかの主要な宗教で、動物は人間が食べるために神が与えてくれたという考え方が共通してあります。

それぞれの宗教の信者はその教えに従って肉食をします。

また食べてはいけない動物もある場合も多いので信者はその動物を食べませんが、その動物を食べる他の文化圏と争いが起こる場合があります。

犬、猫、イルカ、クジラがその対象となることが多いようです。

日本においては信仰心の自覚がない人が多く自分は無宗教だと思っている人が多いのですが、面白いことにその場合でも自由に肉食が許されているわけではありません。

日本の場合は「感謝する」ことによって肉食を肯定しています。

生産者、自然、そしてその動物の命に感謝することで肉食を肯定しています。

しかしどちらの場合もよく考えてみると矛盾が生じてしまわないでしょうか。

宗教によって動物の命に差があることは正しいのか。

感謝したら殺されることを相手が受け入れられると思えるのか。

ありがとうって言いながら刺してくる人いたらサイコパスですよね

殺される側からしたら全く意味のない言葉であり自己満足です。

「生きるためには他の命を奪わなくてはいけない。植物だって生きているんだ」と対象を拡大することで肯定しヴィーガンへの批判とする人もいます。

我々はどの立場においても肉食をする際に「言い訳」をしているのです。

ではなぜ言い訳をしなくてはならないのか。

それは生き物を殺すことに罪悪感があるからなのです。

実は肉食をする人も生き物を殺すことは悪いことだと思っているのです。

人間は進化によって他の動物よりも高い共感性と理性を持っているので他の種族といえど命を奪うことに抵抗を感じるようになっています。

だから言い訳をしなくては肉を食べられないし、殺す場面を隠して見えないようにしなくてはいけません。

見たら可哀想だという感情が生まれてしまうからです。

「犬猫を食べないのはなぜなのか」という問いにきちんと答えられる人がいないのも「可哀想」だと認めたくないからです。

自分が命を差別していることを認めたくないからではないでしょうか。

現代は人類史上最も自由で人権が保障された生活を送れる人が多い時代だと思います。

理性も現代人が一番先進的だと思います。

そのため残酷な場面は隠すことで考えないようにするという構造が蔓延しています。

(肉食もそうですが人間同士の戦争、貧困などの悲劇も)

ヴィーガンは目を逸らさず思考停止をやめ、他の動物の命を奪うことはよくないという事実に改めて気付いた人達だと思います。

これから私たちは肉食の罪悪感と向き合うことが多くなるでしょう。

その時あなたはそれを指摘した人間に対して怒りを覚えるはずです。

そして自分が正しいという肉食は問題無いと主張するでしょうが、それはどこか自分に言い聞かせることになっていることに気付いてしまうかもしれません。

 

 

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ハラスメント、差別是正はトリクルダウン

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 森さんが女性蔑視発言でバッシングされた当初から「この批判はやりすぎ」という声が少なからず上がっていました。

中には激しい口調で批判する人もいるので、その攻撃的な面に疑問を感じてしまうことがあるのでしょう。

しかしそれは差別に対する意識が甘いと言えます。

現時点では差別が差別として認識されていない人も多いのです。

それは組織委員の会見でも見ることができます。

問題になっている組織の会見でわざわざ女性が椅子引くなんてね。

彼らにとってはあまりに身に染み付きすぎて何が問題だったのか理解できていないのです。

こうやって問題点を一つずつ明らかにする「認識を持てるようになるため」にこの批判は必要なのです。

ハラスメント、差別の是正はまず象徴的な出来事があり、それによって可視化された概念が広がり一般化されるという道筋を辿ります。

例えば過去に「セクハラ」が悪いことだと認識されるようになったのは流行語大賞が大きな役割を果たしたのではないでしょうか。

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昔は「普通」だったことがこの時期を境にセクハラと指摘されるようになったと上司や年配の方から聞いたことがあります。(その当時僕は子供だったので実態はわかりません)

セクハラの認識が一般化し言いやすくなったのがこの象徴的な出来事なのです。

社会を構成する一人一人の力は弱いのでまずは身の回りから、自分からしっかりやれと言ってもそれはかなり困難なことなのです。

だからハラスメント、差別をなくすためには権力構造の上層から始めなくてはいけません。

そうやって歴史的にも差別是正は象徴的な出来事を発端としたトリクルダウンで救済が広がることが多いのだと思います。

というわけで今回の森さんへの辞任要求は日本社会のために必要なことであると言えます。

 

 

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