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今を生きる

なぜコロナ禍なのに人々は出歩いてしまうのか

日本でコロナの感染者がまだまだ増え続けています。

それなのに出歩いて遊んだりお酒を飲んだりする人たちがいます。

と言うか出歩くから感染者が増えているんですけどね。

ではなぜこんな時に人々は出歩くのでしょうか。

それは「仕事をしている」からだと思います。

これまでの緊急事態宣言で国民に呼びかけていることは「夜出歩くな、飲みに行くな、休日も家にいろ」ということです。

でも平日は朝から満員電車に乗り普通に仕事へ行きます。

リモートワークも去年だけで終わってしまったところもあります。

今年の方が感染者多いのに。

この矛盾、違和感への反発、またはみんな外に出ているじゃないかという日常と変わらない空気感。

これが人々をこのコロナ禍にも関わらず出歩かせている要因です。

そしてその中で出歩く人々を批判する必要はありません。

仕事だけして後は家に閉じこもっておけというのははっきり言って奴隷の扱いです。

本当に人が出歩かないようにしたいのならば、夜だけではなく昼の企業活動も止めなければいけません。

そうすれば日本人は真面目ですから、仕事もしていないのに遊ぶということはしなくなります。

それで収入が無くなって困った人のために本来は給付金が役立つはずなのです。

そこまでできていれば韓国や台湾のような強い法的拘束力がなくても同じくらいの水準で感染者を抑えることができたはずです。

つまり人々が出歩いてしまうことは日本政府の責任なのです。

海外の政府は「人間はそういうことをするものだ」という理解があるのでロックダウンをして防いでいますからね。

 

今回の緊急事態宣言で東京は午後8時以降消灯するとのことです。

this.kiji.is

灯火管制かというツッコミがたくさんありますが、僕はこれは効果があると思います。

街が暗くなるといつもと違うその雰囲気に緊急事態であることが実感できるからです。

これは以前の記事でも書いたのですが我々は雰囲気でコロナ禍を過ごしています。

world24pong.hatenablog.com

 というわけで今回の緊急事態宣言は消灯する地域では感染者が減ります。

しかしその先で起こることも今までの経験から予測できます。

今回の緊急事態宣言が解除されるとまた街に人が戻り感染者が増えます。

そしてまた宣言を出さなければならなくなった時、それが今回と同じ内容だったならば人々は暗いことにも慣れてしまい効果はかなり薄れてしまうでしょう。

もしかしたらもう小池さんはそこまで読んでいて次の手段も考えているかもしれません。

ただし本当に効果があるのは昼間の仕事も抑えるということです。

しかしながら経済を止めたくないという政府の思惑によって、我々は今後も感染者が増えたら宣言、減ったら解除、増えたら宣言を繰り返し、その間に働くだけ働かされ娯楽は取り上げられるという生活を続けることになるでしょう。

政府に直接的なコロナ対策を望むことは難しく、もはやワクチンが出回るかどうかにかかっています。

そのワクチン接種も日本は遅れてしまっているのですが。

自分の番まで回ってくるのが一体いつになるのかわかりませんがそれまで自己防衛するしかありません。

 

 

world24pong.hatenablog.com

 

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