魚介類の活け造りは素材の鮮度の良さと、料理人の技術の高さの現れでもあるので日本では長年好まれてきた料理法です。
でも正直あれって残酷だと思いませんか?
「魚には痛覚が無いから残酷ではない」と言う人がいます。
ですがその事実が判明したのは活け造りが始まったずっと後の事であるはずです。
(起源がわからなかったので予想ですが・・・)
たとえ魚に痛覚が無い事を知らなかったとしても、外部の刺激に対して拒絶反応を示し、必死に逃げ回ろうとする姿を見れば恐怖や痛み感じているように想像できるのではないでしょうか。
痛みがあるかどうかではなく、苦しそうにしている姿を見ても何も思わないのか?という点が問題なのです。
活け造りは「他の生命に対する共感が欠落している」という点で非常に残酷であると感じます。
「酒を魚の口に注ぐと口をパクパクさせて飲むんだよウッヘッヘ」なんてもてあそぶ様な事をする人もいますしね。
さらに近年では魚類にも痛覚があるという研究発表もなされています。
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痛覚が無いからいいんだと言っていた人達は、この事実を受けてどんな反応を示すのでしょうか。
「いただきます。とは命をありがたく受け取るという自然への感謝の気持ちの表れ」
「日本人は自然と共存してきた」
と言うならば、その自然に与える苦しみは最小限に抑えるべきだと思います。