ミシシッピアカミミガメa.k.a.ミドリガメ。(a.k.a.はalso known asの略で「またの名を」という意味。回りくどいですね)
今後販売は禁止になり飼育は許可制になるようです。
今でも祭りの屋台にいるのかな?
公園の池とか街なかの川でもかなり大きくなったやつを見かける事があります。
カメは寿命が長いので自分が先立った後のことまで考えないといけない場合もありますね。
人間の手によって元々そこにはいない生物が持ち込まれ、その場所の生態系に大きな影響を及ぼす事があり、大概は外来種が在来種を圧倒します。(だから生き延びるし問題になるんだけど)
ブラックバス、カミツキガメ、セアカゴケグモ等非常に多くの例があります。
たしか仏教に八つの戒律があってその中で生きた動物の売買が禁じられていたと思います。
また仏教では自分を大切に思うならば他の生物に慈しみを持って接しなさいと言っています。
そのどちらも破った結果が生態系の破壊につながり人間も困る事になっているのです。仏教で説かれている事は神秘的な事ではなく原因と結果が見事に一致する論理的な事なんですね。
人間の勝手な行いは自然の摂理に反しているように思えますが、これはこれで自然の摂理です。
生物は長い歴史の中で常に移動を続けています。
流木に乗って別の島に流れ着いた者、空を飛んで海を渡る者。(鳥だけではない)
そんな数ある手段の中に人間の行動が加わっただけなんですね。
そうやって移動をしてきたからこそ地球上のあらゆる場所に生物はいるし、また条件が揃えばそこだけに留まる必要も無いのです。
海から陸、または深海。陸から空へと生物が新たなステージを求めてきたように、人間が宇宙を目指すのもまた生物にとっては当然の事なのです。
人間が科学力によって作り出す物は全て自然の法則の範囲内でしかありません。
「自然界」に存在しない物質を造ったとしても元の原子がそうなる要素を持っているからできた訳で、別におかしくはありません。
そういった行為がいくら地球環境を破壊したとしても。
しかし環境を破壊すればその反動が自分達にも悪影響として返ってきます。
それもまた自然の摂理です。
神の怒りなどではなく。
お祭りの金魚すくい、ミドリガメ釣り、カラーヒヨコも今思えばかなりかわいそうな事をしています。
最近はUFOキャッチャーで生き物が景品になっている物もありました。
そうやって身近で命が軽く扱われている事に鈍感なままでいないで見直していかないといけませんね。
自分のためにも。