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今を生きる

北朝鮮からの漂着続々というニュースの裏

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最近北朝鮮の小型船が日本に漂着しているというニュースが相次いでいます。

これは何かの前触れか・・・。と思わせるような動きです。

ただ前からニュースでちょくちょくそんな記事は目にしていたなと思って調べてみました。

するとこんな数字を見つけました。 

 

www.tokyo-np.co.jp

海上保安庁によると、朝鮮半島からの漂着船とみられる木造船は、二〇一三年に八十件、一四年から一六年までは毎年四十五~六十六件発見されてきた。今年は十一月二十二日の時点で四十三件となっている。 

 

実は毎年あったんですね。

ピークに比べると今年は少ないくらいです。

ということは最近はただ報道が多くなっているだけに過ぎません。

これと似た様な例では高齢ドライバーによるアクセル、ブレーキ踏み間違い事故などが報道件数のせいで多発しているように感じられることがあります。

しかしそれは単に注目されているからそう感じるだけで、今までもずっと起きてきたことなのです。

特に目を引きやすい少年犯罪に関しては減少すらしています。

ニュースというのは起きたことを伝えるというよりも、ニーズのあることを伝える役割があるということをわかっておかなくてはならないのです。

「相撲の問題ばかり取り上げるマスコミはレベルが低い!」とマスコミを批判する前に、その情報は我々視聴者が欲しているからということを理解するべきです。

ニュースの質はマスコミのレベルではなく国民のレベルなのです。

 

そしてこの北朝鮮のニュースは他にも「意図して報道している」という可能性も念頭に置かなければなりません。

それは権力者が何かを隠そうとしていたり、危機感を煽って対立構造を作り出し国防強化の必要性をアピールしようとしているかもしれないということです。

「森友・加計学園なんかよりこっちの方が重要だ」「武装難民・スパイを送り込もうとしているんだ」「病気を持っていたらどうする」という風にこのニュースを利用している人たちもすでにいます。

不安は目くらましには最適な道具になりえます。

賢明な方は過去のデータを踏まえて現在の状況を分析し、将来に備えるという道を選ぶものです。