痴漢を疑われたらどうしようということは電車に乗る男性の多くが心のどこかで不安に感じているのではないでしょうか。
最近は現実に起こってしまった時の対処法なども話題にのぼります。
同時に女性専用車両が女尊男卑なのではという意見もよく見られるようになりました。
なんなら被害を訴えた女性に対して攻撃的なコメントすらあります。
でもこれ「痴漢がいる」ことが原因なのです。
だから「痴漢をどうやってなくすか」という点を考えるべきなのではないでしょうか。
なのにこうやって論点がいつもずれるから問題は一向に解決されません。
痴漢がいることを放置しておいて「痴漢に間違われない方法」や「優遇を受ける女性批判」を続ける人たちを見ているとすごく日本らしいなと感じてしまいます。
(実際には女性は優遇されているのではなく隔離に近いと思うのですが)
痴漢による被害をなくすにはどうすればいいのか。
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間違われないように法律を知る。
勘違い女を叩く。(←本当にこうゆう意識増えてます)
ではなく
そもそも痴漢を無くせばいい。
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ではなぜ痴漢は発生するのか。
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満員電車を解消する。
女性の社会的地位を改善する。
といった風に掘り下げて考え働きかけるべきなのですが人々はなぜかこういった直接的な解決策は好みません。
互いに足を引っ張り合い苦しみを分かち合い我慢する泥沼にはまったままです。
まず「社会は変えられる」という発想が無いからです。
しかしそんなはずはありません。
みんなが本来の問題に意識を向け解決案を出し合い行動したならば、絶対に良くなります。
少なくとも自分だけ抜けるという方法だってあるんです。
だけどその労力を払うのが嫌、みんな自分の考えに合わせるべきだと思っているから他人に対して怒りを抱いてしまうのです。
自分もこの社会を形成している一員なのだという自覚を持った方がいいのではないでしょうか。