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今を生きる

日本とアメリカの生産性の違いは精神性の違い

最近知ったコンビニのレジ打ち無人化の開発についてのニュース。

それが日本とアメリカでは随分差があったのが気になりました。

 

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アメリカの"Amazon Go"ではお店で商品を取って外に出れば計算から清算まで全て完了するという画期的な店舗が考案されています。

なんとすでに一部試験的に実用化されているそうです。

 

www.nikkei.com

 

それに対し日本では買い物カゴについているバーコードリーダーで客が自分で商品のバーコードをスキャン、レジまで持って行き精算。機械が袋詰め。

袋詰めは全自動ですがレジ袋を使うという前提ですし、店員がやっていたスキャンニングを単に客にやらせるだけという無駄が全然省けていないという代物。

しかも最後はレジ精算。

これでは混んだらレジ待ちの時間ができてしまいます。

現時点でも設置されているスーパーのセルフレジを使った時に思ったのですがあれも全然早くないですね。

台数は多いのですが慣れていない人(客)がやるので全然人数をさばけず、一見混んでいそうな有人レジに並んだ方が早く済みました。

結局レジ打ちの店員の人件費が削減できる以外にいいことは無いように思えます。

機械化したところで現行のセルフレジとあまり変化がありません。

ああ、もう説明だけで日本側の方が長くなってしまった(笑)

 

両者の違いはそのあとに見た記事にもつながるような気がしました。 

news.careerconnection.jp

日本の仕事の生産性は先進国の中では低いことが知られていますが、その中でもサービス業はアメリカの半分とのこと。

この調査結果は衝撃的ですが、前出のレジの違いがあったので納得してしまいました。

なぜこんなにも差が開いてしまうのでしょうか。

それは日本人とアメリカ人の精神性の違いの差であると思います。 

 

アメリカの物事の捉え方には共通する何かがあると感じることがあります。

whats.be

 

www.cnn.co.jp

 

音波で火を消すとか、バリアを張るとかSF的ですね。

アメリカは観念的なことを現実に持ち込むことが上手いと思います。

同じテーマで日本人が開発しようとすると、消火器は広範囲に薬品を出せるとか、コンパクトに持ち運べるとかになってしまい、バリアはエアバッグみたいな物になりそうな気がします。

日本人は「物質」にこだわっている面があると思います。

音楽でもデータダウンロードよりもCDが売れているのは日本がダントツですし。 

レジに関してはアメリカがクレジット社会で日本は現金主義だからこその差もあるのでしょう。

クレジットも物質としては存在しない観念的な捉え方ですよね。

まあ正直クレジット社会がいいのかどうかはわかりませんけど。

 

日本人が存在するのとは違ってアメリカ人というのは存在しないと言われています。

アメリカは人間に多様性がありすぎてひとくくりにできないということです。

その多様性を許容する社会が様々な発想を生み出す土壌になっているのだと思います。

そして多様過ぎる思考の中から決断するには強いリーダーシップが必要です。

思い切りの良さで無駄を無駄とはっきり言い、バッサリ切り捨てる。

そういう違いもあると思います。

 

近い将来アマゾンGOが世界的に広まった時、日本人は「これに日本の技術が使われてるんだよ。日本すごい」と言って満足するのでしょうか。