2020年東京オリンピックを見据えた、ボランティアのためのユニフォームが発表されました。
タマキ フジエが東京都観光ボランティアのユニフォームをデザイン | Fashionsnap.com
この制服が5年後ここ東京で見られると思うと感慨深い物があります・・・(遠い目)
尚制服のデザイナーさんのインタビューはこちら↓
デザインについて否定的な声が多数上がっていたようです。
思うにこのデザイナーが名を上げようと欲を出しちゃったんじゃないのでしょうか。
かっこよさではなく、偉い人達に選ばれやすいデザインを狙って作ったのでは?
この方の自ブランドの作品は本当にかっこいい服が多かったのでその差に驚きました。
デザインについてはさておき、この制服にも書かれている「おもてなし」とは一体何なのでしょうか。
"Cool Japan"同様に自分から言う事ではないと思いますけどね。
旅館や料亭で昔から大切にされていた考えで、あるサイトによると
「相手が何も言わなくても最高のサービスを提供する」 事なんだそうです。
求められる前に用意しておくのは長年その道で働いてきた経験のなせる業でしょう。
しかしそれが通用しない相手もいます。
それは外国人です。
人種や国籍の問題ではなく文化の違いがあるためです。
おもてなしは同文化圏での生活様式でしか成立しません。
椅子文化の人が泊まる部屋に座布団を置いても喜ばれるでしょうか?
外国の人がサービス内容について注文をつけるといい顔されないし聞き入れてもらえない事が多いようです。
「おもてなし」とは、黙っていても受け取れる代わりにそれ以上も求められない。
自己主張をしない均一的な思考の多い日本人の為のサービスの事です。
ではそんな「おもてなし」を売りにした東京オリンピックって一体どうなるんでしょうね?
曖昧な精神性なんて伝わるはずもないでしょう。
外国向けに言ったのに外国人には通用しないなんて事になったらとても皮肉な事です。
異文化の要求に対応できる柔軟さがなければ、口先の宣伝だけでサービスの悪い国だと思われるかもしれません。
日本は対話することを学ばないといけないと思います。
以上の事についてデービッド・アトキンソンさんの言う事は説得力があります↓
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