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今を生きる

MOTTAINAI ≠ もったいない

世界の合い言葉「MOTTAINAI」

ワンガリ・マータイさんが『提唱』した言葉ですね。

現代大量消費社会の環境面において必要な考え方です。

日本語には偶然にも「もったいない」という言葉がありますが「MOTTAINAI」と「もったいない」は精神性の美しさにおいて差があります。

 

マータイさんの言う「MOTTAINAI」は今ある物を大事にしようという素晴らしい意識です。

一方、日本語の「もったいない」は資源のなかった時代、そこにあった物をしょうがなくとことんまで使おうというしみったれた意識だと思います。

 

その証拠に日本は食品だけでみても世界で上位の廃棄量があります。 

healthpress.jp

 

日本の食料自給率は4割なので半数以上は輸入品です。

輸入するメリットと言えば国産よりも安いことです。(その国にしかない加工食品には高級品もありますが)

日常の食材として輸入される物の多くは、日本の物よりも安いから輸入されているわけですよね。

そして相手国の中には日本よりも経済的には格下で貧困、飢餓問題も深刻な国もあります。

昔なら「もったいない」と捨てていなかったのに、豊かになって何でも手に入る様になったら自分より貧しい国から買い上げた命をつなぐ為の食糧であってもそれを捨ててしまう。

果たしてそこに「MOTTAINAI」の精神はあるでしょうか?

日本人は世界語の「MOTTAINAI」を今こそ学ぶべきではないでしょうか。