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今を生きる

本質から離れた議論をする人々(電車での化粧編)

最近世間で議論になっていることが本質から離れてしまい、どうでもいいことを言い合っていることが多いように感じます。

例えるならば「家の中に生ゴミを置いていたら虫が湧いた。その虫をどうやって駆除するか」ということを議論しているような感じです。

「殺虫剤はこれがいい」「いやあれだろ」「この虫は殺すな」などいろいろな意見が交錯しますが、僕からすると「いや生ゴミを捨てろよ」で終わりにしたいです。

そんな本質からかけ離れてしまったところで議論されている社会問題をいくつかシリーズで書いていこうと思います。

 

まずは少し前に話題になった電車でのマナー広告です。

www.j-cast.com

電車で化粧をすることへの賛否両論が巻き起こっていますね。

そのきっかけとなったコピーがもうね。

 

「都会の女はみんなキレイだ。でも時々、みっともないんだ」

 

もう出だしから無理。

全部受け入れられないので全部逆にしたらよくなるんじゃないの?

 

「田舎の男は幾人かブス。そしていつも、立派なんだ」

 

ってもう意味がわからないのでやっぱ無理。

そんなことはさておき、この問題の本質は「電車の中で化粧をしないといけない生活習慣」なのではないでしょうか?

家でゆっくり化粧もする時間がないほど忙しいというのは、長時間労働や長距離通勤が原因にあると思います。

それとそもそもの問題として、女性は化粧をしなければいけないという社会的な圧力があります。

電車での化粧はありかなしか?ではなく男女差別のない社会、生活に余裕のある労働環境にしようという議論をすべきなのです。

そうやって本質を見据えたならば、普段から我々の生活のなかにある男女間格差に気づけますし、それに基づいて自分の意識や行動を修正できるでしょう。

そして仕事や生活の仕方を見直したり、職場の近くへ引っ越すことなどで全てにおいて改善できます。

通勤通学時間をずらすなどの措置を取ろうという社会的な動きや、過密した都会のありかたの見直しにもつながるかもしれません。

逆に言うとその議論がなされていないということは男女格差も存在し続けるし、労働環境も生活の質もよくならないままだということです。

そしてそのストレスから他人の行動を批判するばかりになってしまうのですね。 

以上が僕が考えるこの問題の本質です。

 

同じようなことをすでに書いたことがあったのですけどダンスの例えもしてました!

先見の明すごくないですか?(笑) 

 

 

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