近年、労働のオートメーション化によって失業危機が起こるのではという事態が懸念されています。
僕もそういった展示場へ見学に行って同じことを思ったことがあります。
しかしSPAの記事(上記リンク)には同時に答えが書かれていると思います。
人間の歴史では、テクノロジーの進化によって人が仕事を奪われるというシーンが繰り返されてきた。18~19世紀の産業革命では、機械化によって農民や手工業者が失業し、1960年代のオートメーション化でも、多くの工場労働者が職を失っている。
「人間からロボットへの置き換えは確実に起きる」
ということだけではありません。
その流れの先に「人間は別の仕事を見つけ出すだろう」ということです。
なぜならば機械化による失業を何度か経験したということは、それを何度も乗り越えたということでもあるのです。
再構築は免れられないでしょうが。
これからはCGで人間の役者も出番が少なくなると言われています。
このビデオみたいな動きは人間にはできませんからね〜。
しかしそれは人間がソフトを用いて作成している物であってゼロからの創造はAIにはできないと言われていました。
グーグルのAIが実現するまでは。
うーむ。本当に人間の出る幕はないのかも?
と、思えそうですがそれでもまだ大丈夫だと僕は思います。
なぜなら機械による効率化やAIが生み出した物は結局「人間が消費している」からです。
お金を払う人がいなくなったら作った人も困りますからね。
財産の寡占が進み格差はさらに大きくなるかもしれません。
しかしさらにヤバイ状況もあり得なくはないと思います。
それは「ロボット、AIが消費を始める時」です。
なぜならその時は本当に人間が不要になるからです。
ロボットが生み出しロボットが消費する。
そんな時代がやってくるかもしれません。
もしかしたらP・K・ディックのSF小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」はまさにそのことを指摘していたのかも?と今では思うようになりました。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))
- 作者: フィリップ・K・ディック,カバーデザイン:土井宏明(ポジトロン),浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1977/03/01
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