最近のニュースで知った、アグネス・チャンさんへの脅迫で捕まった少年。
完全にネットに毒されたタイプですね〜。
メディアリテラシーの問題もあるのでしょうが、やはり自分を見つめられないとこうなってしまうんですね。
「豊かな生活許せず」って自分はどうだったのでしょうか?
かなり貧乏だったのでしょうかね?
でもネット環境を使える立場なんだし、一般的な経済事情なのではないでしょうか。
そして彼はアグネスさんのユニセフでの活動について不満を持っていたという事です。
つまり、途上国の貧しい人々を支援すると言っておきながら自分は贅沢しやがってって事だと思います。
途上国の人々の生活と比べれば自分もかなり恵まれていると思えそうなのですが。
でも自分は正しいからそれでもいいんですね。
自分は棚に上げて裕福な人を糾弾する権利を有しているんです。
嫉妬や承認欲求などいろいろ混じっていたのでしょうが、彼にとってはそれが正義だったのです。
自己の絶対視があるとこうなってしまいます。
まあ彼はまだ中学生ですからこれからの反省と学習次第によって、もしかしたら本当の慈善活動家になるかもしれません。
しかしここから見える問題は「僕たちも彼を糾弾できるのか?」という事にも繋がっていきます。
善悪を自己の絶対視によって判断してはいないでしょうか?
わかりやすい例だと、イスラム過激派のテロも、それに対抗するアメリカ中心の武力行使もそうです。
自分こそが正義!が乱立してぶつかりあっています。
おっと、話が大きくなって逆に本質が見えなくなってしまいました。
もっと身近な事で自分が他人を断罪していないかを振り返るべきですね。
別に無いなって人は危ないかもしれませんよ。
ところで、いつの間にか本当に書きたかった事ともそれていました(笑)
タイトルの「お金持ちが寄付すれば世界は変わる」という点です。
この世界では人口の1%の人々が世界の富の半分を所有しているとのこと。
もはやどんな生活しているのか想像できませんね〜。
はっきり言って不公平ですよ。
その人達が寄付すれば世界は変わりますよ。
ええ。
でもね。
大富豪と呼ばれる人達はかなり寄付しているんですよね。
特に欧米では文化的にそうゆう習慣があって義務に近いものがあるようです。
よくハリウッドスター達のチャリティ活動もニュースになりますね。
まあこの人達は目立つのでもっと下のお金持ちは何もしていなくてもとやかく言われる事はないでしょう。
その隠れたお金持ち達が寄付したらもっと世界は良くなりますよ。
ええ。
例えば年収1億円あれば100万円なんて痛くもないですよね。
収入の1%ですから。
たった1%ですよ?
それっぽっち寄付したっていいですよね?
でもね。
1%でいいなら僕らにもできそうじゃないですか?
そしてその1%すら僕たちは寄付しているでしょうか?
年収500万だとしたら1%だと5万円。
年収300万円なら3万円ですね。
あれ・・?けっこう多くない??
これは生活に響く〜><;
同じ様にお金持ちの人だって収入に応じて生活レベルが上がってるので、1%でも生活に響くと感じるのではないでしょうか。
個人経営者であれば自分のお金で会社回すでしょうしね。
お金持ちだろうが庶民であろうが、誰でも自分の生活が将来も安定しているかどうかという点に不安を感じているので、お金を手放す事はなかなか難しいんです。
ですが冒頭でも書きましたが、途上国(じゃなくても)の貧しい人々から見れば日本の一般人ですらお金持ちですし、恵まれた環境にいます。
この国で「普通の生活」ができる人達はすでにお金持ちなのです。
だから他人にどうこう言うのではなく、自分が寄付すれば世界は変わります。
コンビニレジ横の募金箱に釣り銭も入れない人が、誰かにとやかくなんて言えませんよ。
え?僕ですか?僕は年に1万円しか寄付してないですね・・・。