新聞の相談コーナーに、すぐ保健室に行ってしまう生徒を持て余す教師からの相談が載っていました。
自分の生徒を「やっかいな問題のある生徒」「しょせん、よその子」と表現してしまっているので相談員はその教師としての資質をバッサリと斬るような回答をしています。
そしてその回答には賞賛の声が上がっています。
しかしそれで終わりでいいのでしょうか。
本当の問題は解決されていないですよね。
これはいわゆる「感動ポルノ」の一種だと思います。
正論で斬って終わり、すっきりして終わり。
でも生徒のその後は?教師の対応は?
そもそも相談を寄せた教師も悩んでいるわけですがこんな厳しいことを言われたらどう思うのでしょうか。
もしかしたら水面下でこの教師と直接話しているかもしれません。
しかしそれは公表されていない以上、結果は好転したのかどうなのか全くわかりません。
悩みを抱えているかもしれない生徒のことなどもはやお構いなしに、「間違った人間を叩く快感」だけの記事になってはいないでしょうか。
僕はこの生徒と先生がその後どう過ごし感じているのかがとても気になって仕方がありません。