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今を生きる

もう一つの鬱を治す方法

少し前に「鬱を一発で治す方法」というものを見ました。

普段やっている事を利き手じゃない方の手(概ね左手)を使って行うという方法で、それによって右脳を鍛えるといった内容でした。

左右の脳の働きを言語や計算・イメージの分野と単純に分けることはできないでしょうし、その理論だと左利きの人は鬱にならないことになります。

しかしその人が言うように効果はあるのだろうと思います。

それは以前「筋トレがうつ病に効く理由」で書いたように、ネガティブな思考回路を断ち切るという効果があるからです。

 

world24pong.hatenablog.com

 

利き手ではない方で生活しようとすると、慣れた動作でも体の制御を強く意識しなければなりません。 

だからその間はネガティブ思考から離れることができるのです。

その点において「鬱を一発で治す方法」は効果があると言えると考えられます。

つまり原理としては筋トレと同じということになります。

 

ここで僕も別の方法を提案してみようと思います。

それは「部屋の掃除をする」ということです。

「いや鬱になったら掃除すらできなくなるんだよ」という風に思った方もいるかもしれません。

実際、鬱の診断項目に「部屋の掃除ができていない」という質問もあります。

鬱になると何も手がつけられなくなり、そのような状態で普通にやろうとしたら難しいので「場所、物を限定する」という条件を付け加えてください。

 

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例えばこのイラストのようなってしまった部屋をかたづけようとするとかなりの労力・気力が必要になってしまいますが「今日は空き缶だけ片付ける」「ペットボトルだけ捨てる」「この机の上の物だけどける」と片付ける範囲や物を限定するとかなりハードルが下がります。

時間、労力をあまりかけずに簡単にできてしまうことから徐々に始めるといいでしょう。

「空き缶だけでいい」と気持ちを限定すれば空き缶を捨てればそこでミッション終了です。

計画は成功したことになります。他はまた別の日にやればいいのです。

片付けは見た目にもすっきりするので気分的にも確実な効果があると思います。

 

筋トレだと健康な人ですら挫折してしまうのでもっと簡単にできる方法があってもいいのではないかと思い、この方法を提案してみました。

そしてこの方法は効く人もいれば効かない人もいるでしょう。

他の方法でもやっている時に「余計なことを考えない状況を作り出す」というのがポイントなのだと思います。

だから効果がなければすぐ別の方法にチャレンジするといいと思います。

手段が少ないと「治るって言われているのに全然効果ない。自分はもうダメだ」と追い込む原因にすらなるかもしれないので、自分に合った方法に出会うまで何度でも失敗してもいいと思います。

選択肢はいくらでもあるということを忘れないでください。

 

ダメなら別の道を探せばいい。

そんな社会であればうつになる人は減るでしょう。

みんなもっと自由で楽になっていいんです。