2016年ももう9月になりました。
さて、今日9月1日はどんな日かご存知でしょうか?
1923年の関東大震災を由来とした「防災の日」でもあります。
というわけで防災意識、物資の準備を見直してみましょう。
別の面では学校の新学期が始まる日であり、それを苦にした10代の若者の自殺が一番多い日なのだそうです。
この事実を知った時は衝撃でした。
未来ある若者がなぜ死を選ばなければならないのか。
ほとんどの理由が「いじめ」です。
学校に行けばいじめられることはわかりきっていても、周囲の圧力によって学校へ行かざるをえない状況が重くのしかかり「死」に逃げてしまうのです。
いじめを無くす取り組みはもちろんですが、別の選択肢を作っておくことでも学生の自殺はかなり防げると思います。
いじめだけではなく様々な理由で不登校となった子供が通えるフリースクールの制度を充実させるべきです。
現在フリースクールでは修学認定がなされません。
それは私たちの意識が既存の学校という形式に囚われているからであり、そこに通えない人間は弱者だという差別意識があるせいではないでしょうか。
高校、大学くらい行かないとまともな仕事に就けない。
社会に受け入れられない。
その意識が若者を苦しめているのです。
フリースクールが受け入れられ「不登校」という言葉が無くなれば解決とまではいかなくても、こんな悲劇はもっと減るでしょう。
9月1日。
この日が来ると急に自殺が発生するというわけではなく長い間苦しんできた結果なのです。
そして今この瞬間も悩み苦しんでいる子たちがいるのです。
学校を選ぶ。
その先の生きる道をもっと自由に選べるようになることがこの国には必要だと思います。