トピック「イギリス」について
現在、新聞・テレビ・ネットでも今一番注目を集めているニュースといえば「イギリスのEU離脱問題」です。
でもそれってそんなに大事なことですか?
僕には日本人がここまで騒ぐ必要性が理解できません。
みんな昔からEUにそんなに関心あったっけ?
「円高になることで株価が下がって日本の経済にも〜」みたいな話もあるとは思います。
仮に今回その事態の大きさを知ったとしましょう。
ブログでこれでもかと詳しく解説している人たちがたくさんいますから、それらを読むとなんだか問題ある気がするかもしれません。
でも僕にはやっぱりそこまで重要だとは思えない。
もちろん大きな出来事かもしれない、だけど。
これって次の参院選よりも日本に影響ある?
注目のトピックにいる人達のブログにはEU離脱については細かく書いているものの、来る7月の参院選についての記事はないんです。
参院選の結果よりも日本に大きな影響を与えるということなのでしょうか。
そうなるのだとしたらまあ日本も大した国ではないですね。
日本ではほとんどの人がイギリス離脱反対でEUの重要性を訴えているように思えます。
「残留派は知識階級と若者」「離脱派は老人と低所得者」「ポピュリズムに走ってしまった」
ついでに言うとアメリカ大統領選でのトランプ氏についても日本では「彼は過激で間違っている」という認識の方が大きいと思います。
しかしなぜこんなに「わかっている人達」が多いのか。
結局のところ他国の問題であるからです。
他国だから軽視して適当なことを言っているというわけではありません。
客観的だと冷静でいられるということです。
では日本の政治についても客観的な視点を取り入れてみてはどうでしょう?
実際には外国から見たらという想定をするということになります。
日本が世界において重要な役割を果たせる立場とは何なのか。
周辺地域安定のためにはどう行動すべきなのか。
それらを冷静で知識階級の外国人がどう判断するかと考えてみると今までとは違った結果になるかもしれません。
イギリスのEU離脱について考察をした日本人のあなたのようにね。
投票がよくない結果になってしまうのは感情が主な判断基準になっているからだと思います。
そして上のトピックに載っている人達がブログで参院選について書かないのも感情の部分が大きくなってしまうからではないでしょうか。
感情は往々にして目を曇らせます。
自分の感情を乗せた主張を書くと、他人の感情が込められた批判が集まる。
注目が集まる人ほどその圧力は大きくなることでしょう。
「イギリスで移民が問題になってこんな投票結果になってしまった。でも長い目で見れば残留をしている方がメリットは大きいのだ」
その感情を超えた「長い目」を自国にも向けられるかが、この国の今後の発展の鍵なのではないでしょうか。