人口の東京一極集中が止まらないことが問題視されています。
国の人口が減っているのに東京では増えている。
つまり他地方から流入しているということです。
長引く不景気で地方では仕事がなく、働き口を求めた若者が次々と上京しているからだとか。
地方に移住を促すとか首都機能を移転するなどの対策をとることでそれは解決するでしょうか?
でも魅力のある場所に行きたいと思うのは当然なので、他の地方に魅力がありさえすれば何もしなくても人々はそこへ向かうでしょう。
そう、東京は魅力のある街なのです。
世界中からそれはもうありとあらゆる物が集まります。
海外の有名パティスリーが国外初出店したり、一流アーティストの名作を集めた展覧会が次々と企画されます。
大企業の本社が立ち並び、新しいアイディア・流行が次々と生み出されます。
そこに華やかさや夢を感じる人が多いのでしょう。
江戸時代に参勤交代で各地から物や文化が集まってきた歴史が下地になっているのでしょうか。
この街はまるでショーケースのようです。
ですが、りんごの実が並べられていたとしても、その木や育てられた背景を誰も知ることがないように本物の文化の息吹からは切り離されているように感じます。
何でもあるけど何もない。みたいな。
地方に魅力があれば放っておいても人はそちらにも流れるはずだと思います。
そこで疑問なのですが、土地の魅力とは何なのでしょう。
他の土地には魅力がないのでしょうか?
東京と同じような発展が魅力なのでしょうか?
現在地方の発展を唱えている人たちの言うことは「全国が東京のようになるべき」と言っているような印象を受けます。
それは日本人の価値観に多様性が少ないからではないかと思います。
みんな同じことが好きだから東京に来ちゃうんだよね。
東京はなぜこんなに発展したのでしょうか。
首都であり江戸時代からもともと人が多かったのは当然としても、ここまでの過密さと経済的な発展を遂げた都市はそう無いと思います。
僕は東京の発展は「我慢」によって成し遂げられたのではないかと思います。
まあかくいう僕も上京組なんですけどね。
転んでジタバタしてますわ・・・。
さてどっち。