発生報告から1年が過ぎてもなお収まらないコロナウイルス感染ですが、日本社会は今後コロナとどう付き合っていくのでしょうか。
勝手に想像してみました。
まず政府の方針としては「経済優先」になるでしょう。
というか今がほぼこの状態なのでそれが加速するということになると思います。
それは日本政府の態度から読み取れます。
ではどうやってさらに経済を優先するかといえば「コロナを普通の病気として扱う」ことによって行動規制を緩和していくのではないでしょうか。
感染症としての指定段階を下げ、インフルエンザと同じくらいの扱いとするはずです。
そうすることによって人々の意識の上で扱いが変わるのです。
今までとても怖い、大変な病気だったものがインフルエンザと同じくらいの病気として認識されることでしょう。
実際には感染すれば変わらず非常に激しい症状を伴うのでしょうが、まあ毎年インフルエンザの方が人死んでるしねって感じで恐怖感が薄れると思います。
そう、一番の変化は「人々の意識」なのです
ワクチンが完全に出来上がるのはまだ先になるでしょうが、結局気持ちの上での変化が大きいと思いますし、また人々の意識を変えることは簡単だと思います。
それは「メディアでの報じ方」で実現するでしょう。
毎日感染者が何百人出ましたということについて各テレビ局で取り上げ、コメントすることが減っていき、天気予報のように画面の上に字幕で出るだけになったりするのではないでしょうか。
そうやって人々の興味と共にコロナウイルスの脅威は徐々に薄れていきます。
そしてこれもすでに起きつつある変化です。
街に出てみるともう人出が多いですし、飲食店を覗いても時間帯によっては満席に近くそれぞれ普通に食事しています。
もう皆心のどこかでは(今まで大丈夫だったしいいか)ということになっているのではないでしょうか。
それを政府が指定の格下げによってお墨付きを与えるかどうかが問題というところに来ていると思います。
そしてこれは8月から検討していたようです。
この指定緩和によってコロナ感染者も重篤な人でない限りは自宅療養が基本となり、医療機関への負担も軽くなるでしょう。
それが日本政府の医療従事者へのサポートなのです。
今後は国内の死亡者数や海外の状況を見ながらこの方向で進めていくと思われます。
その際大事なのは基本的な対策としてのうがい・手洗い・マスクの継続的な呼びかけ、または屋内施設でのマスクの義務化。
企業へのリモートワークの定着を推奨することです。
政府はこういうところでリーダーシップを取るべきです。
僕が今でさえ弱い政府の対策でさらに不安に思うのは「海外観光客の検査無しでの受け入れ」です。
観光産業や海外と取引のある企業、航空業界へのサポートということで緩和しつつあると思います。
特に航空会社へのダメージは非常に大きいものですし、その航空会社は日本社会、産業にとって重要な存在でもあります。
しかし国内で抑えたウイルスをまた新たに受け入れてしまうことになりかねないので、かなり危険な行為であると思われます。または海外へ拡散する可能性もあります。
これだけはまだ慎重になった方がいいのではないかな。
きっとオリンピックへの布石でもあるのでしょうがそれももうきっぱりやめるべきでしょう。
追加経費2940億円って。。。
前は1000億とか言ってたような気がしますがなぜこんなにお金かかるんでしょう。
さっさと損切りしてその分の予算を医療従事者や航空会社へのサポートに使えば国内で早く抑えることもできそうなものなのに。
ただこれは断言できますがもしオリンピックが開催されれば「コロナが辛かったから感動した。よかったよかった」で終わると思います。
残念ながら民衆というのはそんなもんです。
というわけでコロナ対策は死亡者数が極端に増えない限りはこの路線で緩和されるのではないかなと思います。