今年(2020年)の7月からレジ袋が有料になりました。
今まで無料だったものが1枚5円程度で買う必要があります。
エコロジーにつながるということで行なわれているのですが、巷の反応は大体否定的です。
ほとんどが意味ないってコメントですね。
正直やかましいわって思います。
まずエコかどうかという点で、これ単体では確かにそんなに変わらないかもしれません。
じゃあ何をしたらいいのかってことですよね。
でも代わりに「これをしよう」という声はありません。(別にそんな必要も無いですが)
ということはこれだけでも何もしないよりはマシということになります。
そしてさらに省資源化を進めるための第一歩として、入り口としての効果もあると思います。
人々の意識を変える効果ですね。
昔コンビニで飲み物を買ってレジ袋に入れてもらい、コンビニを出た瞬間にそのレジ袋をゴミ箱に捨てている人を見ました。
たかだか数メートル歩くことにしか使われてなかったわけです。
なんという無駄。
それがなくなるだけでも有意義だし、ここから次の行動につながればもっといいでしょう。
以前行われた意味がないと言われたプラスチックストローの廃止と合わせればもうそこそこの削減が出来ているでしょう。
それからさらに次はどうしようかと徐々に進めていけばいいのです。
意味ないって言って止まっていたらどちらも出来ていなかったでしょう。
もう一つの効果として、店側の経済的負担の軽減もあります。
今まで無料でつけていたのですが、それは当然店側の負担だったということです。
その分が利益として店に還元されるならば、個人事業でお店やってる人には助かるのではないでしょうか。
関連したニュースで高校生がお菓子メーカーに過剰包装を見直すよう求めたことがありました。
これもネット上のコメントは高校生への批判ばかりでした。
お菓子が割れる。意味がない。食べきれない。衛生的。
はいはい。
そんな小賢しい常識に囚われていたら時代が変わったら取り残されますよ。
その高校生の世代が大人になった時に、過剰包装を理由にお菓子を敬遠したらどうするの。
ニーズと問題に対してどう折り合いをつけていくかが企業の継続する道なのに。
否定する方がセンス無い。
この思考停止は女性の社会進出促進運動にも表れています。
会社役員に女性の起用を数字を決めて目標としようという呼びかけに対して、「能力がある人がやるべき」「逆差別」という意見が多いです。
自分では問題ない「普通の」考えなのでしょうが、実際は男性優位社会に馴染みすぎて気付けない人たちの考えなので現状を変えることはできません。
環境を変えるには時として強引に始めてみる必要があります。
高校生の署名運動に対してブルボンは回答しました。
こんな取り組みをしていますということで述べられた開発の凄さが伺えます。
この工夫を知ることができたのも収穫だし、これからもっと省資源化に取り組むという言葉もありました。
つまり反論側、ブルボンの肩を持っているように見えた人たちは置いていかれているんですね〜。