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今を生きる

西武そごうの広告が変わっていた

 

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どうでもいいことが話題になってしまった西武そごうの広告ですが、写真が変わっていました。

クリームなしのモデルさんの写真がトップに来るようになっています。

 

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世論迎合ですね。

この素の状態からクリームをぶつけられた写真が出てくる演出になっています。

 

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ここは変えていなくてよかった。

でもこの写真も改めて見るとニヤリとニヒルな笑みを浮かべていると印象が違ったのだろうなという気がします。

 

ん?

 

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写真の下にクリームの説明が!!(笑)

食べ物を粗末にするなという批判もあったのでしょうか。

それとも危惧して前もっての安全策でしょうか。

これは笑っちゃいますね〜。

説明は大切かもしれませんが、何にでも説明文を付ける必要はあるでしょうか。

特にデザイン関連でそれをやってしまうと美しさが損なわれることが殆どです。

まあコンビニのコーヒーマシンのテプラ、映画広告の過剰な文字情報、エンタの神様におけるジョークの説明テロップ等日本人は真意を説明してもらわないと理解できないという性質があるみたいですからね。

無駄を削ぎ落とした美意識はどこに行ってしまったんでしょうか。

こうやって広告は変わりましたけど当初この話題に群がっていた人たちはきっと振り返って見直すということはないでしょう。

その時していたのは議論でもなく感情を吐き出すだけの行為だったのですから。

そして何の成長もない私感を別の話題にぶつけて去っていくことを繰り返すのでしょう。

ブコメとかツイッターって犬の立ち小便と同じだな。

ただこの広告に関わった人たちだけはきっと何かを学んで次に活かすのだろうと思います。

「韓国とは断交」と言う人達の浅はかさ

最近日本と韓国との関係が悪化する一方です。

それで、というか昔から「韓国とは断交しろ」という人達がいます。

なんとも浅はか極まりない思考回路の持ち主だと思います。

いいえ、それは単なる感情によるものなので考えているとは言えません。

彼らは韓国との国交がリスクとなる場合があるように感じられるのでしょう。

例えば徴用工問題で資産の差押えまでされた日本企業があります。

確かに損失が出ているようにも思えます。

ではその企業は韓国から撤退すべきですね。

しかし実害(?)が出ていながらもそうはしていないのです。

なぜでしょうか?

韓国断交を叫ぶ人たちにはその点を考えられない人達が多いということです。

そして実際に断交するとどうなるのか。

きっと生活水準は変わらず韓国との面倒な問題が無くなって気を煩わせずに快適に過ごせると思っているのでしょう。

それがどれだけ「お花畑」(彼らの好きな言葉です)であるのか気付くことができないのです。

実行してから理解したとしたらそれは「後悔」という形になるはずです。

国家間のやり取りは感情抜きで「考える」ことをお勧めします。

感情で推し進めた結果は歴史を見ればすでにわかりますしね。

今の時代にその挑戦要る?

togetter.com

 

日清シスコのCMを見ました。

パッとしない日本人男性(という扱い)がハンサムでおしゃれな白人の外国人男性に変わるという内容です。

もうその表現についてああだこうだ言う気も起こりませんが、やらかした人達がたくさんいて炎上してきたご時世でなんでこんなCM作れるんだろう。

純粋に疑問です。

 

 

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西武そごうの広告と社会

www.sogo-seibu.jp

 

今西武そごうの意見広告がちょっとした議論の的のようです。

女性差別是正の内容で一見いいことを言っているはずなのに写真に違和感を覚える人がいるという点で。

 

まずその違和感はなぜ起こるのか。

僕はクリエイターと一般消費者の意識の違いが最初にあると思います。

全てのクリエイターは長期的な専門教育を受け、常日頃から表現のことを考えているものです。

その中で多くの作品を目にし理論を学び、また独自の理論を打ち立てています。(または打ち立てようと努力しています)

そして出来上がった作品は何らかの理論に裏打ちされた表現となっているはずです。

ですがそれを見るのは一般消費者であり、また評価するのも一般消費者です。

さらにその一般消費者が広告を「観る」のはごく稀にしかありません。

なんの訓練も受けていない人にとってはこの広告の必然性を理解することは困難なのでしょう。

写真と文章の構成から反映されるイメージが繋げられない、つまりストーリーとして認識できないのがその違和感の正体ではないでしょうか。

簡単に言うと「わかりにくい」ってことです。

まあわかりやすい写真を載せていたとしたら何の話題にもならず終わっていたことでしょう。

正しく伝えることとインパクトを残すという、時に相性の悪い二つのことを成し遂げなくてはいけないクリエイター(特に商業デザイナー)が頭を痛める問題ですね。

 

ところでこの議論はいつもながら世間は本質からそれたことで騒ぐのが好きだなと思わされました。

今回の広告における本当の問題とは一体何なのでしょうか?

それはこの社会に根付いた女性差別ですよね。

女性差別をどうにかしよう!」ではなく「写真と文章のイメージが合っていない!」ということが議論になるのがとてもこの社会らしいなと思ってしまいます。

最近ではモデルのローラが辺野古埋め立て反対の意見を唱えたことに関しての議論がそれにあたるでしょう。

埋め立て反対を「ローラが言った」ことに対する議論が巻き起こっています。

でも本当の問題は辺野古の埋め立てであり、 沖縄に集中する基地なのです。

本質はなおざりにされ、有名人が言ったのがああだこうだと騒ぎ立ててる人たちを目にする度にこの国全体に横たわる合理性の低さを痛感させられてしまいます。

そんな事例は数多くあるのですが、そろそろ本当の問題を見極めてどう解決するかを議論できるようになった方がいいんじゃないでしょうか。

ま、みんなすぐ忘れて次の話題に移るんでしょうけどね。

もちろん問題は放置されたまま。

 

 

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トランプ大統領のいいところ

アメリカの中間選挙が行われています。

この記事を書いている時点ではまだ結果はわかりませんが、トランプさんにとっては厳しい状況なんじゃないかとよく言われています。

まあそもそも大統領になるはずがないと言われていたのであてにはなりませんが。

 

トランプ大統領はその保護主義的な政策で世界中から非難を浴びています。

保護主義というか差別的とも言えます。

でも一つ良い点を上げるとしたら「戦争をしていない」ということなんですよね。

もちろんアメリカはまだ中東に派兵していて戦闘もあるわけですがそれは引き継いだものですし最近は落ち着いています。

そしてトランプ大統領になってからは自分から仕掛けてはいません。

北朝鮮とも対話を実現しましたしね。

これはぶっちゃけオバマさんよりも平和的です。

オバマさんってノーベル平和賞をもらっているくらい平和で穏やかなイメージありますけど、任期中のアメリカ軍の戦闘は相当激しかったですからね。

誤爆で民間人を何万人も巻き添えにしたりしていますが、その許可を出したのはオバマさんであり当時のアメリカの戦争の一番の責任者であったわけです。

president.jp

 

それで考えさせられたことがあるのですが、アメリカが戦争による利益を得ずに経済を維持しようとしたら保護政策になってしまうのは必然なのではないか?ということです。

自己中に見える政策で各国にしわ寄せがきてみんなあーだこーだ文句を言っていますけど、今までアメリカが戦争をしていたからなんとかなっていただけなのでは?

つまり侵略のおこぼれをもらっていたのも同然なのではないか?というふうに思いました。

そして自分に降りかかってきたからメディアで取り上げられたり話題にもなりましたが、これまではどこかで罪もない人が何万人も殺されても何も気に留めていなかったのです。

どこかの国で病院や学校に爆弾が落ちることより自国製品の関税が上がることが問題だと言っているのです。

その点は我々は深く反省しなければいけないのではないでしょうか。

 

というわけでこのまま戦争を仕掛けたり、どこかが対立するよう仕向けて武器を輸出するような動きを本格化させない限りはトランプ大統領は一番平和的な大統領になれるのかもしれません。

 

 

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ハロウィンはなぜ荒れるのか

最近ハロウィンも落ちついてきたんじゃないかなと思っていたらとんでもない騒ぎになっていたようです。

以前も書いたことがあるのですが、ハロウィンの問題は群衆心理によってモラルがなくなってしまうということです。

これはかなり危険なことだと感じます。 

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ではなぜ渋谷に集まる人たちは大暴れしてしまうのでしょうか。

それは「中身のない街に中身のない人間が集まった」ということだと思います。

渋谷は今でも大規模な都市開発が続いていますが、それはほとんどすべてが商業目的のものです。

渋谷ではいかにしてお金を使わせるか、消費させるかということに重点が置かれています。

広告代理店や企業が欲望を刺激するために算段した結果、欲望に従順な人たちが惹きつけられて来たのではないでしょうか

そこでは買う方が良いこと、飲む方が良いこと、騒ぐ方が良いこととされているのです。

 

そしてもう一つの理由は「日本人は文化を軽んじる」ことがあると思います。

単なるイベントの一つとして目をつけられたのがハロウィンだったのですが、その成り立ちや意味は日本人にとって重要ではありません。

ハロウィンで行われる行事やルール、マナーも知りませんし知ろうともしません。

ただ仮装して騒ぐだけの日という認識なのです。

 

そんな二つの浅はかさを持ち合わせてしまった人々が集結した結果が今年の渋谷ハロウィンだったのです。

日本人はもっと文化に対して深く謙虚な目線を持たなければいけないと思います。

 

そしてこれはその環境を作り出した大人たちが反省しなくてはいけないことでもあります。

テレビでこのニュースを見ている人たちは「あいつらバカじゃねーの」と切り捨てて終わることでしょう。

若者に対して偏見に満ちた視線を向ける人もいるかもしれません。

もちろん若者はほとんどは真面目な人たちです。

そんな真面目な若者たちは大人たちの不条理な発言を受け、さらに大人しくなり何もしなくなる。

それが今の「若者の◯◯離れ」を生み出している理由の一つなのではないでしょうか。

 

 

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「自己責任」に見える日本人の団結力

mainichi.jp

 

テロリストグループに3年以上も拉致されていた安田純平さんが無事解放され日本に帰国しました。

しかしやはりバッシングが捲き起こっています。

これがアメリカであったならばこうはならないでしょう。

アメリカは自国民を助けるためにあらゆる手を尽くします。

実話でもフィクションでもいくつも映画化されています。

映画でアメリカ人の意識を語れるのかと思われるかもしれませんが、大多数が感動を覚えるシナリオでなければそもそも映画化はされないのです。

映画にはアメリカ人の意識が反映されているということになり、多くの人が自国民の救出を願っていると断定できるはずです。

アメリカの同胞が窮地に陥った時の救済への団結力は強いものに感じます。

 

では日本の団結力とはどういったものでしょうか。

テロリストグループに日本人が拉致されている事件は何度か起きていますが、毎回「自己責任論」によって被害者は非難されます。

自分の意思で行ったんだろう、帰ってくるな、税金の無駄だとか言ってね。

なぜこんなにも同胞に冷たいのか。

日本人は異質な存在を排除することで社会を保ってきたからなのではないでしょうか。

この構造は「村八分」という言葉に表れていると思います。

社会を維持するためには邪魔者を排除することが重要であり、邪魔者扱いされないためにはみんなと同じ行動をとる。

つまり日本の団結力とは同調圧力であり、同調圧力から外れた目立つ存在は「腐ったみかん」というわけです。

この存在を放置しておけばいつか自分に悪影響が及ぶと考えてしまうのでしょう。

だからみんなあんなに冷たい言葉を投げかけてしまうんですね。

 

しかし社会というのは人間が生きるためのシステムなのです。

そして今回の件でわかるのは「日本政府は何かあれば助けてくれる」ということです。

これは実は喜ぶべきことなのです。

人を生かすというシステムが正常に機能したのです。

自分がいつか同じような目にあったとしても助けてくれる国なんだと安心することができるのです。

そしてその機能を維持するために普段から自分たちも助け合うことが必要です。

「情けは人のためならず」ということわざ通り、他人を助けることが結果的には自分の得になるのが世の中の仕組みなのです。

バッシングをしている人はそのことを理解していない非合理的な思考の持ち主であるといえるでしょう。

 

 

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